キャッシング会社にもある本音と建前

キャッシング会社にはその業態によって銀行系、信販系、流通系、消費者金融系に分かれ、審査基準もこの順に緩くなるようです。

会社としては、自己資金の他に、銀行などから5%程度の金利で融資を受けて、それを上限金利20%で貸し出した差額が利益となるので、必ず返してもらえる人には、どんどん貸したいという気持ちがあります。

一方、銀行などから融資を受けた以上、利息を支払う必要があるので、資金を遊ばせておくと経営が悪化するという側面もあり、多少返済に不安があっても信用して貸したいという気持ちもあります。

つまり極端な言い方をすれば、自己資金で運用している割合の高い会社ほど、必ず返してもらえる人だけに貸し、銀行からの融資の割合や利息の高い会社ほど、絶対返せない人でなければ貸す、という傾向に審査基準が変わることになります。

利息もリスクがあるほど、高めに設定されることになります。

以前は自由に貸すことができましたが、現在は総量規制により、年収の3分の1以上は貸すことができなくなり、2009年には貸金業の上限金利が年29・2%から20%に引き下げられたため、貸す方の審査も以前よりは厳しくせざるを得ないというのが現状のようです。

大手のキャッシング会社では、借り手が3社までのキャッシングなら、審査のうえ融資してもらえても、4社以上になると審査で確実に落とされるという、一種の紳士協定が結ばれているほどです。

借り手が小さな会社の場合は、一時的にまとまった資金が必要になることも多く、審査が厳しくなってその受け皿が少なくなることは必ずしも良いこととは言えませんが、確実な業績予想ができない以上仕方がないことなのでしょうか。